顔の皮脂が多すぎる原因は?いらない皮脂対策に合ったスキンケア

多すぎる顔の皮脂をどうにかしたい

皮脂の分泌が多いために、常に顔のテカリがひどかったり、すぐにメイクが崩れてしまったりするからこれ以上皮脂はいらない!と思っている方も多いでしょう。


テカリを抑えるために洗顔に気を付けたり、崩れにくいファンデーションを使ったりしている方も多いと思いますが、原因を理解せずに適当なスキンケアをしていることが実は脂性肌の原因になっていることもあるのです。


思春期の頃のように細胞が活発であるために脂性肌なるといった単純なものではなく、大人の場合には間違ったスキンケアや潤い不足、ホルモンバランスなどのたくさんの原因が絡み合っているのです。


そのため、あなたの肌がテカリやすくなっている原因をしっかりと把握して、症状や肌質に合った対策を実践することが大切なのです。


適切な対策ができるようになるためにも、皮脂が多い原因、対策として適したスキンケア方法などを紹介したいと思います。


すぐにおすすめのスキンケア方法や化粧品について知りたい方は、「いらない皮脂を減らすためのスキンケア対策」を参考にしてみて下さい。


皮脂が多いことで引き起こす肌トラブル

皮脂が多い原因について知る前に、そもそも多すぎると何が問題なの?と思っている方もいるでしょう。


本来は皮脂があることで、皮膚に潤いを与えてくれたり、細菌などが繁殖しないように肌の表面を弱酸性に保ってくれるという大切な働きをしてくれています。


でも、過剰に分泌されると顔のテカリや化粧崩れを起こしやすくなるといった見た目の問題に加えて、実は様々な肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があるのです。


具体的に脂性肌がどのようなトラブルを引き起こすのかというと


  • 肌荒れや炎症
  • 肌の老化
  • 毛穴の開きや角栓
  • ニキビ

といったものです。


こんなトラブルとも関係しているの?と不思議に思う方もいると思うので、どうしてこのようなトラブルを引き起こすのか簡単に説明しましょう。


肌荒れや炎症

皮脂には遊離脂肪酸(ゆうりしぼうさん)というものが含まれているのですが、空気に触れた状態で放置しておくとこの脂肪酸が酸素と結びついて肌に刺激のある物質へと変化します。


そうすると、炎症や肌荒れを引き起こすようになるのです。


毎日ちゃんと顔を洗う必要があるのは、皮脂が時間の経過とともに肌を守るものから攻撃するものに変化するのを防ぐためなのです。


肌の老化

これは結構認識していな方も多いと思いますが、過剰な皮脂は肌の老化を早めてしまうこともわかっています。


先ほど説明したように、放置しておくと酸化してしまうてしまうのですが、酸素とくっついた皮脂は接触している皮膚など他のものまで酸化させてしまう性質があります。


そのため、皮膚のハリなどを保つために必要なコラーゲンなどを酸化によって変質させてしまって、たるみや小じわなどの老化の症状を引き起こしてしまうのです。


毛穴の開きや角栓

皮脂の分泌が過剰になると、毛穴に溜まらないように排出しする必要があるため、毛穴が大きく開いて目立つようになってしまいます。


また皮脂は冷えると固まるので、目立つうえに毛穴を詰まらせやすくなってしまうのです。


さらに油分は酸化すると黒く変色するため黒ずみと言われる状態になり、古い角質と一緒になって固まったものが角栓になり、汚い肌ができあがってしまうのです。


ニキビ

先ほど説明したように、皮脂が多いと毛穴を詰まらせやすくしますが、毛穴がふさがるとその中で皮脂をエサとする菌が繁殖していきます。


この菌がニキビの原因菌であるアクネ菌なのです。


アクネ菌は皮脂が大好きな半面、酸素が大嫌いなので、通常はそれほど増えないのですが、入り口が塞がれた毛穴の中は皮脂は多いし、酸素は少ないというアクネ菌にとって最高の環境なので、ニキビができやすくなってしまうのです。


このように、本来は肌を整えるために必要なものなに、増えすぎると様々なトラブルを引き起こす「いらないもの」に変化してしまうのです。

顔の皮脂が多い主な原因

皮脂が多いことによるデメリットがわかったところで、正しい予防や対策ができるように原因をしっかりと理解しておきましょう。


脂性になる理由として体質的な問題もあるのですが、多くの場合


  • 食生活の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 洗いすぎ
  • 保湿不足

といったものが原因になっています。


それぞれについて脂性とどのような関係があるのか説明しましょう。


食生活の乱れ

これは何となく想像がつくと思うのですが、脂質の多い食事をとっている方ほど皮脂の分泌量も多くなります。


私たちの身体は過剰に摂取されたものは排出されるようにできていますから、水分をたくさん取れば汗や尿として排出されるのと同じように、脂質をたくさん取れば体の脂肪も皮脂の量も増えていくのは当然ですね。


外食やコンピニなどの食事はどうしても脂質の高いものの方が多くなりがちなので、心当たりがある方は食事の見直しをするのがまず第一でしょう。


ホルモンバランスの乱れ

女性なら経験されている方も多いと思いますが、生理前になると皮脂が多くなったり肌の調子がよくないと感じることがありますよね。


もともと、女性ホルモンは皮脂の分泌を抑えてくれるもので、反対に男性ホルモンは皮脂の分泌を促進する性質があります。


でも、女性ホルモンは生理周期とともに働きが強まったり弱まったりするため、周期的に皮脂が多くなってしまうのです。


生理が終わってから1週間くらいは排卵に向けて活発に働くために肌も体の調子も良くなる傾向にあるのですが、排卵をピークに生理前に向けて徐々に女性ホルモンの働きが低下するため、生理前になると脂性肌になってテカリやニキビなどが現れるようになるのです。


洗いすぎ

皮脂が多すぎると悩んでいる方に多いのが、洗いすぎが原因になっているというものです。


クレンジングにしても洗顔にしても、やりすぎると逆効果になるというのをご存知ですか?


いらない皮脂やメイク汚れをちゃんと落とそうとして、必要以上に洗浄力の強いクレンジングを使ったり、力を入れて擦るように洗ったりしていると、皮膚の内側の水分を保持しておくために必要なセラミドと呼ばれる油分が過剰に流出してしまうのです。


セラミドが不足した肌は水分が蒸発しやすくなって乾燥してしまう(インナードライ肌と言われます)ため、潤いを保とうとして皮脂を多く分泌するようになるのです。


皮肉にもテカリを抑えようとして一生懸命洗った結果、よりテカるようになってしまうという悪循環にはまってしまうのです。


保湿不足

最後は単純に保湿がたりないために肌が乾燥して皮脂が多くなってしまうということです。


保湿不足には2種類のパターンがあって


  • そもそも保湿をしていない
  • 保湿をしているけど適切じゃない

というものです。


そもそも保湿をしていない

稀に勘違いしている方がいるのですが、皮脂はいらないほど存在しているから保湿をしなくてもいいとか、保湿をするとさらに脂ぎった肌になってしまうと考えて、洗顔後に内も塗らずにあえて乾燥させてようとする方がいます。


洗顔後はどうしても油分が不足するので、保湿をなければ皮脂が多くなるのは当たり前ですね。


化粧水を塗った後にベトつくと感じるのは、使用している化粧水のテクスチャが合わない(好みでない)場合が多いので、さっぱりとした使い心地のものに変えるだけでも改善できるはずです。


保湿をしているけど適切じゃない

ちゃんと化粧水を塗っているのに肌が乾燥したり、皮脂が多いという方は、適切な保湿ケアができていない可能性があります。


そもそも化粧水や美容液には2つの役割があって、1つは洗顔後に不足したうるおいを一時的に補給すること、2つ目が肌の持つ水分保持機能をサポートすることです。


多くの方が保湿をちゃんとやっていると言いながら、実は1つ目の「一時的なうるおい補給」だけをしていて、2つ目の「水分保持機能のサポート」をしていなかったりするのです。


「洗いすぎ」のところで説明しましたが、肌は水分を逃がさないようにするためにセラミドという油分で皮膚細胞の隙間を埋めているのですが、このセラミドが不足するといくら保湿をしてもすぐに乾燥してしまうため、保湿の効果が薄れてしまうのです。


だから乾燥しやすい肌質の場合には、ただ化粧水をたくさん塗るだけでなく、水分を補遺するための機能をサポートするためにもセラミドを配合したコスメなどを使用して水キンケアを実施する必要があるのです。

崩れにくいファンデーションは逆効果かも

皮脂が多いのを改善するための対策方法の前に、ファンデーションの使い方について覚えておいてほしいことがあります


テカリなどがひどいとどうしてもメイクは崩れやすくなるものなので、皮脂で崩れにくいファンデーションを使用している方もいると思います。


でも、そのようなメイクをしていると、逆効果になってしまう可能性があるということも認識しておかなくてはいけません。


基本的にメイクは汗などの水分で落ちないように油性(油に溶ける)なので、油分から作られるクレンジングを馴染ませて落とすわけです。


でも、皮脂で崩れにくいファンデーションとなると、当然クレンジングによっても落としにくくなることが考えられるため、洗浄力の強いオイルクレンジングなどを使用する必要が出てくるのです。


そうすると、落としにくいメイクも落ちるけど皮膚の潤いを維持するためのセラミドなども一緒に取り除かれてしまうため、結果的に乾燥しやすくなり、皮脂も多くなってしまうという本末転倒な結果になりかねないのです。


だから、ファンデーションなどを変えるのも短期的にはいいのですが、長期的に美肌の維持を目指すのであれば根本的な原因をしっかりと解消することを忘れてはいけないのです。

いらない皮脂を減らすためのスキンケア対策

最後に多すぎるいらない皮脂を軽減するための具体的な対策やスキンケア方法を紹介しますので、思い当たるところがあれば取り入れてみて下さいね。


基本的には皮脂が多い原因を改善する必要があるので、


  • 油ものや脂肪の多い食事を控える
  • 生理前だけスキンケアを変える
  • 洗顔方法の見直し
  • 化粧水や美容液の見直し

といったことが必要になります。


油ものや脂肪の多い食事を控える

これについては純粋なスキンケアというよりも内側からの対策なのですが、説明は不要でしょう。


外食が中心で油物が多いと自覚している方は、野菜などを取り入れてできるだけ揚げ物や肉類ばかりにならないように注意が必要です。


生理前だけスキンケアを変える

生理前はホルモンバランスの変化によってどうしても皮脂が多くなりがちです。


女性である限りこの問題はどうしようもないので、できることとしたらお肌の調子が悪くなる生理前だけいつものスキンケアと変えてみることをおすすめします。


普段はそれほどテカったりすることが無いのであれば、生理前のスキンケアに皮脂抑制作用のある成分として有名なビタミンC誘導体を配合した化粧水や美容液を取り入れてみることをおすすめします。


ただ、ビタミンC誘導体は乾燥しやすいという特徴もあるので、もともと乾燥肌ではないのに生理前だけテカりが気になるような肌質の方におすすめです。


洗顔方法の見直し

続いては、過剰な洗顔が乾燥肌を招いてしまっている場合ですね。


基本的に洗顔の見直しというと、豊富で弾力のある泡をクッションのようにして洗うようにするというのが基本なのですが、実はそれ以上に気にしてほしいのがクレンジングです。


特に皮脂で崩れにくいメイクをしている方は、洗浄力の強いクレンジングを使いがちなので、洗顔方法見直し以前に、メイクを必要以上に厚塗りしないようにして適切なクレンジングに変えることをおすすめします。


乾燥がひどい場合は、肌への刺激が最も少なくて済むダブル洗顔不要のクレンジングジェルを使ってみるとよいでしょう。


メイク落としと洗顔が1度で済むので摩擦する回数が半分程度になりますし、硬めのジェルが手と顔の間に介在することで刺激を緩和してくれるので、過剰な刺激を抑えやすいのです。


何となくオイルタイプのクレンジングを使っている方は、ダブル洗顔不要のクレンジングジェルで肌に優しいメイク落としと洗顔を実践してみて下さい。


化粧水や美容液の見直し

原因のところでもお話ししたように、ただ化粧水を肌に乗せているだけでは一時的に潤うだけで乾燥しやすい肌を改善することはできません。


皮脂の分泌を過剰にする乾燥肌の根本的な原因は、水分を保持しておくために皮膚の隙間を埋めて潤いを保持してくれているセラミドが不足していることです。


そのため、ただ何となく保湿をするのではなく、不足したセラミドを供給してくれるような化粧水や美容液を使用するようにしてみて下さい。


以上のように、単純に肌がテカリやすいとか皮脂が多いといっても、これだけたくさんの原因があるので、対策やスキンケアも人によって様々です。


自分の肌質を理解せずに、なんとなく効果があると言われているスキンケアを実践したりコスメを使っても効果が実感できないという方は、まずは皮脂が多くなる原因はどれなのかを考えて、自分に合った対策を実践するようにしてみて下さい。

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